血液内科領域の情報メディア

 

FL, MZL
濾胞性リンパ腫,辺縁帯リンパ腫

MM
多発性骨髄腫

CML
慢性骨髄性白血病

PTCL
末梢性T細胞リンパ腫

2020.02.21

AUGMENT試験(NHL-007試験:国際共同第Ⅲ相臨床試験):再発又は難治性の濾胞性リンパ腫及び辺縁帯リンパ腫におけるレブラミド+リツキシマブ併用療法(R²)の有用性

「警告・禁忌」等その他の項目は、
添付文書をご参照ください。

試験概要(AUGMENT試験:国際共同第III相臨床試験)

目的

レブラミド+リツキシマブ療法とリツキシマブ単独療法の有効性及び安全性を比較検討する。

対象

再発又は難治性の濾胞性リンパ腫及び辺縁帯リンパ腫患者358例(日本人36例含む)

方法

多施設共同二重盲検ランダム化プラセボ対照並行群間比較試験。本試験はスクリーニング期、治験薬投与期、追跡調査期の3期で構成された。スクリーニング期(最長4週間)で適格であることが確認された患者は、治験薬投与期に移行し、レブラミド+リツキシマブ療法(R2群)又はリツキシマブ単独療法(Rit単独群)に無作為に割付け、疾患の再発又は進行、同意撤回、許容できない毒性の発現がない限り、12サイクルまで継続した。投与を終了(完了又は中止)した患者は追跡調査期に移行し、追跡調査された。

主要評価項目

無増悪生存期間(PFS)

副次評価項目

全奏効割合(ORR)、完全奏効(CR)割合、全生存期間(OS)、奏効持続期間(DoR)、完全奏効持続期間(DoCR)、持続的完全奏効割合(DCRR)、次治療までの期間(TTNT)、無イベント生存期間(EFS)、安全性

探索的評価項目

CR/未確定完全奏効(CRu)割合※※、治療成功期間、次治療開始後の無増悪生存期間(PFS2)、次の抗リンパ腫化学療法までの期間、次治療での全奏効割合、組織学的形質転換、健康関連QoL、治療効果に対する潜在的な予測バイオマーカー

解析計画

主要評価項目

PFSイベント(病勢進行/死亡)が約193件発生した時点でデータカットオフして有効性の主解析を実施した。PFSはランダム割付けからPD又はあらゆる原因による死亡のいずれか早い時点までの期間と定義し、IWGRC 2007(ただしPETを含めない)を用いて独立評価委員会が中央判定した。PFSの解析では、Kaplan-Meier法を用いて中央値とその95%信頼区間を推定し、Stratified log-rank検定を用いて群間比較した(有意水準:片側0.025)。また、Cox比例ハザードモデルを用いてハザード比とその両側95%信頼区間を推定した。有効性解析の層別因子は、リツキシマブ治療歴の有無、直近のリンパ腫治療からの期間(≦2年、>2年)、原疾患(濾胞性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫)とした。サブグループ解析として、リツキシマブ治療歴の有無、年齢、直近のリンパ腫治療からの期間(≦2年、>2年)、性別、人種、地域、FLIPI、リンパ腫に対する過去の全身治療歴数、Ann Arbor分類、リツキシマブ併用の化学療法歴、直近の治療に難治性、高腫瘍量(GELF基準)、化学療法抵抗性、化学療法不適応、原疾患(濾胞性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫)の評価が事前規定されていた。また、主解析に必要なPFSイベントの50%が得られた時点で、無益性のみを判断する中間解析を行った。

副次評価項目

ORR、CR割合、DCRRでは患者数とその割合を算出し、層別因子で調整したstratified Cochran-Mantel-Haenszel(CMH)検定を用いて群間比較した。OS、TTNT、EFSでは、Kaplan-Meier法を用いて中央値とその95%信頼区間を推定し、stratified log-rank検定を用いて群間比較した。DoR、DoCRでは、Kaplan-Meier法を用いて中央値とその95%信頼区間を推定した。有効性解析の層別因子は、リツキシマブ治療歴の有無、直近のリンパ腫治療からの期間(≦2年、>2年)、原疾患(濾胞性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫)とした。ORRのサブグループ解析として、リツキシマブ治療歴の有無、年齢、直近のリンパ腫治療からの期間(≦2年、>2年)、性別、人種、地域、FLIPI、リンパ腫に対する過去の全身治療歴数、Ann Arbor分類、リツキシマブ併用の化学療法歴、直近の治療に難治性、高腫瘍量(GELF基準)、化学療法抵抗性、化学療法不適応、原疾患(濾胞性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫)の評価が事前規定されていた。

データカットオフ

2018年6月22日

IWGRC 2007に基づく

※※

IWGRC 1999に基づく

CC-5013-NHL-007試験(承認年月:2020年2月、CTD2.7.6.1)〈承認時評価資料〉
Leonard JP, et al.: J Clin Oncol. 2019; 37: 1188-1199.
NHL-007試験は米国Celgene社の資金提供によりレブラミド開発治験として実施され、
この結果を報告した論文の著者らは、米国Celgene社の社員や指導料などの謝金を受領したものを含みます。

投与スケジュール

患者背景

レブラミド及びリツキシマブは28日間を1サイクルとして投与します。
レブラミドは1日1回20mgを各サイクルの1~21日目に経口投与、22~28日目は休薬し、12サイクルまで継続します。
リツキシマブは375mg/m²を1サイクル目は1、8、15、22日目、2~5サイクル目は1日目に静脈内投与します。

製品情報

revlimid
pomalyst
empliciti
RevMate_logo

レブラミド・ポマリストにかかわる医療関係者の皆さまに、 レブラミド・ポマリスト適性管理手順「RevMate(レブメイト)」の概要、 遵守いただきたい事項や、処方・調剤の手順などを 解説しています。

RevMateをみる arrow