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FL, MZL
濾胞性リンパ腫,辺縁帯リンパ腫

MM
多発性骨髄腫

CML
慢性骨髄性白血病

PTCL
末梢性T細胞リンパ腫

ATLL
成人T細胞白血病・リンパ腫

MDS
骨髄異形成症候群

2021.08.04

CML診療における検査 病態・治療との関わりを含めて

CML治療の変遷

  • 米国では、1960年にPh染色体が発見されるまで、化学療法が治療の中心であった。
  • その後、造血幹細胞移植やIFN-αといった治療が行われ、1990年代に入るとBcr-Ablのチロシンキナーゼ活性を阻害できる分子の探索が開始された。
  • 1998年、TKIであるイマチニブの臨床試験が始まり、2001年にFDAから迅速承認を受けた。その後、複数のTKIが開発され、治療選択肢が増えている。
  • 日本でもイマチニブは2001年に承認されたのち、2009年にイマチニブを含む前治療に耐性または前治療の忍容性が不良の患者に対する二次治療薬として、ダサチニブおよびニロチニブが発売された。
  • 2011年にダサチニブおよびニロチニブが初回治療としても承認された後、ボスチニブやポナチニブも治療選択肢に加わっている。

慢性期CMLの年代別生存率

  • 治療の中心がブスルファン(1975年以前)、化学療法や造血幹細胞移植(1975~1982年)の時代を経て、IFN-α(1983~1990年および1991~2000年)に続き、イマチニブが登場した2001年以降、患者さんの予後は大きく改善した。

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