イストダックスの投与は28日を1つの治療期間(サイクル)として以下の治療を行います。
溶 解
※イストダックスはガラスバイアル及び汎用される点滴バッグ(ポリ塩化ビニル製、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂製、ポリエチレン製)で有効成分の減少は認められていません。
※必ず無菌的に操作してください。
※専用溶解用液はプロピレングリコールと無水エタノールの混合液です。調製時の損失を考慮して2.4mL充填しています。
※ゆっくりと注入してください。
※調製時の損失を考慮し、1バイアル中に11mgの原末が入っているため、溶解液は5mg/mLになります。
※ゆっくりと泡立てないように注意してください。
※振り混ぜない(振とうさせない)でください。
※本剤に専用溶解用液を注入した直後は粉末が液面に浮遊します#。
※粉末が液中に沈降したことを確認してください。その後静置させずに、液が澄明で均一になるまで十分に溶解させてください。
※専用溶解用液で溶解後、8時間以内に使用してください。
※未使用の調製後溶液及び使用後の残液は廃棄してください。
#本剤の専用溶解用液はプロピレングリコールを含有しており粘稠性が高いため粉末が沈降しづらくなっています。
溶 解
※患者さんの状態により適宜減量してください。
※点滴静注用としてのみ用い、急速静注は行わないでください。
※やむを得ず保存をする場合は室温で保存し、24時間以内に投与終了してください。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 本剤は専用溶解用液に溶解して使用すること。
14.1.2 溶解方法
本剤は専用溶解用液2.2mLで溶解したときに5mg/mLとなる。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 本剤は点滴静注用としてのみ用い、急速静注は行わないこと。
14.2.2 本剤は4時間かけて点滴静注すること。